地域経済

地域経済 · 2018/08/27
熱海温泉で新しい名物が発売されました。その名も「熱海温泉 毒饅頭(どくまんじゅう)」。 伊豆半島合同会社が開発した商品で、和漢生薬のドクダミの粉末が入っているそうです。 ドクダミは、 生薬で言うところの十薬です。便通を整え、十薬(じゅうやく)中のクエルチトリン、イソクエルチトリンの作用によって、緩下作用、利尿作用、血圧を降下する効果があります。 生のドクダミには独特のにおいがありますが、乾燥すると香ばしい香りになります。 材料にもこだわりがあり桐の化粧箱と武田双雲氏の筆による商品名という力の入った商品。4個入りで1500円は、かなり頑張った価格でしょう。 ネーミングのインパクトを商品の正当性で裏打ちしている逸品と言えます。 各地で生薬を活用した商品開発が進んでいますが、ネーミング、マーケティングという補完作業があってこそ活きた『商品=照品(照り輝く品)』になりますね。