「コロナ禍」という言葉が当然のようになってしまったのは何時だったでしょうか?
人という生物は、どんな困難にも打ち勝ってきたように思えますが、案外弱い生き物かもしれません。
自然界の創造物である生薬も人を助けるための存在しているわけではありませんが、利用させていただいています。
そのお返しに私たちは何ができるのでしょうか?
漢方薬 生薬には大いなる広がりがあります。
私の場合、それはクライアントである企業様から教えていただきました。
守秘義務の観点から詳しいことはお伝え出来ませんが、ご相談を頂き改めて漢方薬 生薬の持つ力に感心しています。
こんなことをしてみたい!
どうか教えてください。
ご一緒にそれを利益を生み出す事業に致しましょう!
AIが仕事を奪う・・・と言われてからずいぶん経ったような気がします。手塚先生の漫画を引き合いに出すまでもなく、人工頭脳が人間の決定や思考にかなりの部分で影響するようになってきました。AIで代替されやすい仕事は「コンピューターの中で完結し、メカトロニクスもホスピタリティも不要な仕事。」とあります。士業でも作業と呼ばれる部分はほぼAIにとって代わられるようです。税理士や会計士、弁護士・・・そして薬剤師も物理的な行為はほぼなく、作業とされる部分はAIにとって代替されるそうです。
本来これらすべてホスピタリティが必要な職業だと思うのですが・・・。
熱海温泉で新しい名物が発売されました。その名も「熱海温泉 毒饅頭(どくまんじゅう)」。
伊豆半島合同会社が開発した商品で、和漢生薬のドクダミの粉末が入っているそうです。
ドクダミは、 生薬で言うところの十薬です。便通を整え、十薬(じゅうやく)中のクエルチトリン、イソクエルチトリンの作用によって、緩下作用、利尿作用、血圧を降下する効果があります。 生のドクダミには独特のにおいがありますが、乾燥すると香ばしい香りになります。
材料にもこだわりがあり桐の化粧箱と武田双雲氏の筆による商品名という力の入った商品。4個入りで1500円は、かなり頑張った価格でしょう。
ネーミングのインパクトを商品の正当性で裏打ちしている逸品と言えます。
各地で生薬を活用した商品開発が進んでいますが、ネーミング、マーケティングという補完作業があってこそ活きた『商品=照品(照り輝く品)』になりますね。
2018/08/26
今年の夏は、激暑だったのでそろそろ夏バテの2回目、3回目を味わっている経営者の方も少なくないと思います。
特に、接待などで胃腸を酷使している方は要注意ですね。
元気は、身体のバランスが整っていることであり、元気すぎるのも良くありません。中庸が大切です。
湿度と飲み過ぎで体に水が滞っている方は、五苓散をお試しください。
下痢やむくみ、頭痛などの症状がある方にはお勧めです。
暑さが体に籠りイライラして落ち着きがない時には黄連解毒湯が良いかも知れません。清熱解毒の作用のある黄連、黄袙、黄ゴン、山梔子が脳の充血や自律神経の興奮を改善します。
また疲労感が半端ない方、倦怠感でやる気が起きない時には清暑益気湯が良いですね。暑気あたりにはぴったりの漢方薬です。
経営者も人の子。しんどい時もあります。しかしそうは言っていられない時も多い。
そんな時には漢方薬で乗り越えましょう。
経営者の悩みの中で多いものが、『決断』ですね。
人生あらゆる場面で、決断が必要ですが、経営者には雇用しているスタッフだけではなく、その家族の生活もかかっていますので、経営者の肩には大きな責任が掛っています。
その為だけではないでしょうが、肩を凝らしている経営者の割合が大変多いように思います。
そんな経営者にお勧めなのが『独活葛根湯』です。
特に食欲が旺盛な方にお勧めの漢方薬です。葛根湯は、風邪薬として有名ですが、肩こりにもよく効きます。
その葛根湯に水湿を取る独活と、筋肉や関節の滋潤栄養する地黄が配合されているのがこの独活葛根湯です。
大変配合生薬のバランスの良い処方です。
首の回らないほど肩の凝りの激しい経営者の方は一度お試しください。
2018/08/23
漢方薬の当帰は強壮、鎮静、鎮痛、補血として漢方薬に良く用いられています。
特に婦人科の主薬として当帰芍薬散や帰脾湯など様々な処方に使われていますが、その葉にも注目が注がれています。
大和当帰の葉とバナナのスムーズなどにも人気があるそうです。
まだまだ知られていない非医のスーパーフードがありそうですね。